前回の記事に引き続き「育児休暇明け転勤」内示で炎上したカネカと、株価への影響を経過観察しています。

関連記事⇒【カネカ】SNS炎上は株価にどんな影響があるのか？【パタハラ】

2019年6月6日19時現在
カネカ公式webサイトに『当社元社員ご家族によるSNSへの書き込みについて』という内容が追記されました。
KANEKA:トップページ

web報道では検索上位になる話題ですが、テレビ・新聞での取り扱いは進んでいない。
2019年6月7日の新聞（朝刊）には関連記事なし。

6月8日からの土日に報道されなければ、鎮火の可能性もある。
カネカの炎上は鎮火するのか?
カネカの炎上は鎮火するのか?

SNSから始まったカネカ炎上と、その株価に注目しています。

その結果、株式売買の教訓となる興味深い推移がありました。

Twitterで炎上したカネカの株価は「値上がり」しています!

Twitterで急激に拡散されたのが6月2日（日曜日）
この日、前回の記事を編集しつつ株価の推移に関心が高まりました。

一般的に、企業の不祥事が報道されると翌日の株価が下落します。

関連記事⇒【JNJ】優良企業が不祥事報道を受けると、ごらんのありさまだよ!

カネカ炎上も同様の下落を予想していましたが、実際の経過は予想外の展開でした。

株価が下落した6月3日（炎上翌日）

株式市場の取引が始まった6月3日（月曜日）
注目のカネカ、株価はどうなったのか?
  • 終値　3660円
  • 前日比　-90円　-2.4%
  • 出来高　278500
取引時間内に年始来安値を更新する一日となりました。

このまま下落するかと思いましたが、予期せぬ展開になります。

6月4日以降の株価は値上がりしている

連続値下がりで年始来安値を更新するか?
そんな予想は大きく外れ、6月4日から6日にかけて3日連続値上がりしています!

6月4日から7日までの推移
  • 終値　3770→3880→3920→3895円
  • 前日比　+3.0→+2.9→+1.03→-0.64%
  • 出来高　279000→200400→171800→165800株
月曜日の下落から6.4%の株価上昇となっています。

6月第2週は、3・7の株価下落より4・5・6の上昇額の方が大きい。

先週末の終値3750円を上回り、予想は大きく外れました。
これはいったい、どういうことだ?!

炎上内容が業績に影響していない

インターネットでの炎上と、カネカの株価推移が一致していない。

ということは、株式市場では「企業の業績に影響がない」という判断をされています。

たしかに、大規模な製品回収や品質偽装があったわけではない。
生産設備や財務内容についての不祥事でもありません。

注目された結果、カネカ株は買われたのか?

カネカという企業は、SNS炎上によって注目されました。

その結果、投資家からは割安株（買い時）として買われた可能性があります。

詳細な企業分析はできませんが、株価チャート（週足）を見ると底値をつけたようにも見える。

株主総会の6月21日までは、株価の経過観察を続けてみます。

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