皆さま、こんにちは。
昇運さん(@Get_RisingLuck)です。

この記事はEVEonlineというオンラインゲームにログインしていたキャラクターENAsan01として、懐かしい日々を振り返って編集しています。

『オンラインゲームにログインしなくなったプレイヤーたち』の話題です。

正確さに欠ける部分もありますが、ぜひ最後まで読んでください。

EVEonline時代に所属した【JA】CEOとTwitterで再開しました

2007年4月9日、私は大規模MMO(大規模多人数オンライン)ゲームにログインしました。

その世界とはEVEonline(https://www.eveonline.com/)

開始当時はすべて英語のため、攻略情報をWeb検索する日々。

日本プレイヤー開設のホームページは貴重な情報源で、連日訪問していました。

はじめてのCoop入社先は『JA』でした

開始から1ヶ月ほど経過した頃、ある日本人コープ(ギルド)に入社することになりました。

Japanese mutual organization
通称JA (コーポレーション設立日 2007.01.06)
俗称は農協と呼ばれたCoopです。

共済制度やメンバーによる情報交換、各種交流などのイベントがあって、初心者の私はとても助かりました。
  • HiSecでの採掘、集団ミッションなどの活動
  • 他社との戦争
  • LowSec進出とPOS設置
  • 多国籍勢力との合同作戦
  • NullSec進出(無法の外宇宙)
いろんな出来事がありました。
全世界から同一サーバー接続するため、深夜までログインしていた事も多々あります。

それぞれの活動をしつつ、充実した日々を過ごしたのも懐かしい。
EVEonlineの宇宙戦艦
CEOから購入した回収戦艦『サルベディィヌ』

CEO不在と決断

過酷な環境であるNullSec進出中、JAのCEO(最高責任者)がログインしない日々が続くようになりました。

関連組織との交渉、設定権限などの都合により、JA社員の有志による別会社JADSが発足。

当時ディレクター権限を付与されていた私は、外宇宙活動に関する権限や資産を引き渡します。

個人としては別の管理キャラクターをJAに在籍させたまま、主にHiSecで活動継続。

その後も関係者と協議して、正式にJAは休眠扱いとする事を決定。
各種アイテムはコープハンガーに引き揚げ、配送して保管。

JA資産の清算を開始

この頃になると、JA在籍社員のログインも減少していました。
CEOと社員の不在増加を受けて、JAを事実上の解体とする事を決意。
(完全解体はCEO権限が必要)

ディレクター権限を維持していた私のキャラクターで、資産の継承や売却による現金化を実行。
超大型輸送艦・フレイターがあってよかった。

在籍していて、ログインする可能性がある社員に清算した現金を分配。
運搬困難なアイテムは、現地ステーションに収容して保留。

在籍社員の解雇を進めて、残されたのはCEOと直属ディレクター。
そしてENAsan01の3名となりました。

最後の仕事はCVの送付

コープハンガーからは、在籍社員の個人ハンガーにアイテム送付できます。
ただし、やり直しはできない一方通行。

NullSecから回航されたCEO所有の大型艦。
AmarrのCV・Archonを個人ハンガーに送付する時がきました。

これを実行すれば、JAの解体は完了する。

静かな緊張感を覚えつつ、送付完了。
ひとつの時代に終わりを刻みました。

2012年1月3日 JAを退社

私のキャラクターも退社手続きを完了。

個人コープに移籍して、新たな活動を模索。
このあとしばらく、2~3アカウントを駆使した個人コープ生活を継続しました。

やがて、プレイ内容が単調になっていくのを自覚しました。

実質無課金プレイにも限界を感じたので、ログアウトしたまま過ごす日々が続きます。
EVEonlineでの所属履歴
私のCoop所属履歴

諸行無常を知れば心穏やかである

EVEonlineは人間の能力が反映されるオンラインゲームです。
そのため、権限のあるキャラクターがログインしないと影響が大きい。

当時のJAは実生活への拘束がなかったので、CEOの不在により混乱を生じたのは事実です。

しかし、何とかなりました。

NullSec活動を引き継いだ社員は、アウトポストやタイタンを所有(建造?)に成功。

HiSecで新たにCoop設立した社員。
多数のアカウントを駆使して活動する社員。
移籍して新分野で活躍した社員。
WHを開拓した社員。

皆それぞれの航路を選びました。

忘れたことのない物語

EVEonlineのバックストーリーに、ジャンプゲート(長距離転送設備)を敷設する物語があります。

Web検索したらwikiに翻訳されていました。
この機会にぜひ、ご一読ください⇒【Old Man Star】

敷設作業船が単独航行で現地に向かい、転送設備を建設。
それを起動して戻ってくる、はずだった。
  • 航行事故で生存者1名
  • サバイバル生活
  • 衝突した小惑星から資源回収
  • 作業ドローンの開発と製造
  • 高齢者になるまで転送装置を建設
  • 接続先に転送成功して生還
  • ドローン関連企業の設立
という物語が『オールドマンスター』
初めて読んで以来、忘れたことはありません。

同じように、かつてEVEonlineをJAに所属して過ごした日々、忘れたことはありません。

遠い未来で交わった航路

2019年12月7日(土)
偶然、歌番組で『兄弟舟』を聴きました。

ふとEVEonlineとJA時代の事を思い出しました。
キャラクター名(ENAsan01)を含めて、Twitterに懐古ツイートを投稿。
相互フォロワーさんから返信(リプライ)がありました。

その方こそ、かつてのJA創立者でありCEOです。

数年来の再会、感慨無量です。
長い間、安否が気になっていました。

あの日過ごしたのは、オンラインゲームだった。
しかし、確かに自分の人生だった。

あの頃を共に生きた皆さま、これからの良い航海を祈ります。