2022年、令和4年の夏。
ある日、新型コロナウイルス(COVID-19)に感染。
数日後に発熱しました。
夏が終わるころには社会復帰できそうです。

ここから先は療養当時の記録を元に構成されています。
  1. 新型コロナウイルスに感染した経緯
  2. 症状が現れた後の行動
  3. 療養中の体温、体調はどうなるのか
  4. いつになったら回復するのか
感染・発症当事者の過ごした記録が「いま調べている、今知りたい」という誰かの参考になれば幸いです。

重要事項として「発熱した時点」で療養生活物品を通販まとめ買い(または家族に委託)するべきでした。
濃厚接触者、発熱者の場合は通販注文に限定してください!!
  1. 飲料水・スポーツドリンク
  2. 流動食・液体食
  3. 発熱者向け保冷剤

①飲料水、流動食品は最低でも3日分。できれば5日分用意したい。

発熱時に発汗するので頻繁に水分補給(1日2リットル程度)
飲料水・スポーツドリンクは必要不可欠です。

②喉が腫れると、激しい痛みで食事が困難になりました。

食欲がなくてもエネルギー摂取して体力を維持したい。
余っても傷まない流動食品なら5日分注文してもよい。

③発熱者向け保冷材は首から頭まで各部に当てます。

解熱剤なしだったので保冷剤は助かりました。
冷蔵庫に入れるので交換用に2セット必要です。

自分自身と家族が新型コロナウイルスに感染
自宅療養生活の記録

「濃厚接触日」2022年8月6日

親しい相手と11:30から待ち合わせ、合流。
食事、買い物、長時間会話などして過ごす(濃厚接触)
21:00まで行動を共にした。

「発症前」8月7日

濃厚接触元から発熱の連絡あり。
相手は出勤を見合わせている。

こちらは鼻腔内にわずかな違和感があった。

12:30頃に親族から交通事故の連絡あり。
熱い日中マスクを着用して、事故処理の応援に急行する。

14時から15時まで親族宅で過ごす。
マスクなし飲食、会話あり。

15時から16時にかけて量販店で買い物。
16:23 体温測定36.7℃

帰宅して夜間に夕食。
20:39 体温測定36.5℃

「発症」8月8日

出勤日だが、濃厚接触元の発熱を重くみて検査連絡待ち。
朝から出勤見合わせ。

11:30頃
濃厚接触元から検査結果陽性反応の連絡あり。
体温測定36.8℃

こちらも平熱36℃台から37℃に近づく。
自分自身の感染を前提に行動開始。
ワクチン接種証明書類を再確認、3回目接種済み。

地域の発熱外来を電話問い合わせ。
最寄りのかかりつけ医は発熱外来等の対応なし。

次のかかりつけ医は、電話連絡後にインターネット予約申し込み有り。
電話番号、WEBブラウザ、メールアドレス、LINEアカウントが必要だった。
(高齢者の場合は電話予約一本で依頼するしかない)

15:30頃から医院駐車場に入る。
所定の連絡後、駐車位置修正の指示がある。
駐車場記載ページが再確認できないので戸惑った。

17:30 車内待機中に手持ちの体温計で測定。
38.6℃と熱中症の危険性高まる。

同じ頃、濃厚接触元の体温は38.6℃まで上昇。
この時点で外出購買を断念。
➡Amazonのプライム配送特典(翌日到着など)を期待してスポーツドリンク2種類を箱買い。
18時頃に医院から保険証確認。
検査時体温37.6℃
検査結果証明書(要実費)の発行を依頼。
さらに待機して19時頃、鼻孔から検査キットを使用される。
  • 検査方法「核酸増幅法(NEAR法)
    PCR法と同等の検査法
  • 検査キット名「IDNOW COVID-19」
  • 検査機器名「IDNOW インスツルメント」
当日判定だが待ち時間不明のため、一時帰宅する。

20:15「検査結果は陰性」LINEビデオ通話有り。
遅くなったので8月9日に医療費支払い、検査結果受け取りとする。

22:13 体温測定37.8℃
あきらかに発熱しているため「新型コロナウイルスに感染・発症している」とみなして自主隔離生活に移行。
濃厚接触から発症(あきらかな発熱)まで約48時間の潜伏期間でした。

「発熱2日目」8月9日

04:08 体温測定38.1℃
入浴可能、歩行可能。
鼻腔の乾燥と違和感有り。
食欲なし、食事できず。
この日はペットボトル飲料水と黒砂糖で過ごす。

7:51 体温測定38.2℃
勤務先に状況を電話連絡。
発熱継続のため出勤停止となる。

9:45 昨日の医療費支払い、検査結果証明書の受け取りを完了。

14:00 勤務先から連絡
濃厚接触者、発熱有りの陰性者は処置が不明。
地域保健所へ自主問い合わせする事を求められる。

地域保健所に電話問い合わせする。
「一連の行動は適切」とされた。
「発熱有りの陰性者の処置」については内部で検討してから回答するとのこと。

14:15 発汗したので体温測定37.0℃

17:00 勤務先に保健所が回答保留したことを伝える。
濃厚接触者としての自己隔離期間は2022年8月11日まで。

17:28 体温測定38.6℃

20:59 体温測定37.8℃

「発熱3日目」8月10日

4:52 体温測定37.8℃
深夜にエアコンを使ったところ乾燥した影響か激しく喉が痛む。
扁桃腺が腫れているので保冷剤を当てる事にした。

6:30 入浴
6:58 体温測定37.0℃
7:26 体温測定37.1℃
9:00 体温測定37.3℃

カロリー摂取量が不足しているので、カロリーメイト液体食を追加注文。
10:00 体温測定 37.0℃

11:53 体温測定37.3℃
勤務先に状況報告。出勤停止は継続。
保健所からの連絡なし。

14:00 勤務先から業務内容の問い合わせ有り。

14:15 体温測定36.9℃
16:37 体温測定37.5℃
勤務先に状況報告。保健所からの連絡なし。

17:20 勤務先から連絡有り。
夏休み明けの16日に最新の情報を連絡すること。
必要なら保健所へ再度問い合わせ。

18:13 体温測定37.1℃

「家庭内感染」8月11日 自己平熱1日目

深夜から腰痛でなかなか寝付けない。
6:24 起床 
体温測定36.5℃(2回測定)
はじめて体温が平熱に戻る。喉の痛み有り。

6:43 体温測定36.9℃
7:04 体温測定37.0℃

8:28 朝入浴
9:30 通常並の朝食が可能になった。
食パン2枚、板チーズ、紅茶、牛乳。
10:01 体温測定36.3℃

【緊急】10:00 家族の発熱確認 37.9℃

もうひとりの家族は平熱 35.5℃
8月10日から測定させていた家族の朝の体温。
記入していなかったので測定させたら発覚。

本人に自覚症状ほとんどなし。多少の倦怠感のみ。
咳き込みが多い気がしたが、電子タバコ喫煙者のため指摘が遅れる。

早急に発熱外来を手配しようとするが、8月11日は祝祭日。
かかりつけ医、その他医院、保健所には連絡つかず。

市町村の定めた手順に従い、休日当番医に電話連絡。
家族の本日発熱と、濃厚接触者の家族(自分)が同居していて月曜から水曜までの3日間発熱していた事を伝える。
14時から医院駐車場で受付け開始予定。

12:06 体温測定36.4℃
自分自身は半日間を平熱で過ごす。

13:12 昼食を通常寄りにする。

13:30 家族は発熱外来に出発
リハビリのため人のいない場所を歩く。

13:45 親族三世帯に緊急連絡。
家族が発熱した事を通知する。
この時点で、発熱した家族と親族世帯には濃厚接触者がいないと判明。

日曜日の交通事故処理で訪問した親族宅も、健康状態に異常なし。

14:32 体温測定36.1℃

15:00 家族帰宅
抗原検査(+)の陽性判定。
新型コロナウイルスに家庭内感染したのは確実。
陽性判定確定後にもかかわらず、店頭で買い物をしてきた。
感染予防対策を理解していない。

16:00 家族に保健所から電話確認
こちらの全体的な感染時系列を伝える。

家庭内最初の発熱者なのに、2回目の濃厚接触者という状況になった。
家庭内でのピンポン感染は心配しなくてよいとのこと。
家族の自宅療養期間は8月20日まで。

私自身も「新型コロナウイルスに感染した陽性発症者だった」とみなされ、自宅療養期間を8月18日までと指導される。

16:30 家族の実家から連絡あり。
家庭内感染で家族全員ともに寝込む懸念を伝えられる。

16:47 体温測定36.2℃
濃厚接触元と連絡を取る。体温37.2℃まで体温上昇とのこと。
まだ回復途上の模様。

18:37 やや少なめの夕食
体温測定36.3℃

19:42 夕食後、体温測定36.4℃
20:30 無人の場所を散歩する。
他の友人とアプリ通話。
唾液検査タイプを併用しないと、鼻腔検査失敗による陰性判定で初動が遅れる可能性を指摘される。

21:27 就寝前、体温測定36.1℃
平熱で一日が終わった。

「家族発症者2日目」8月12日 自己平熱2日目

4:17 起床、体温測定36.1℃(3回)
起床直後は喉の痛みを感じたが、すぐに解消された。

陽性発症家族は未明から咳き込みが続いている。

5:51 家族が加熱式タバコ(glo)を喫煙した形跡を発見。
製造販売元はブリティッシュアメリカンタバコ、BTI。

8:51 自己体温測定36.3℃
緊急連絡しておいた親族から返信がある。
隔離期間等の状況説明。

家族が喫煙しようと無断で移動。
別の同居家族と距離が近づく。
相変わらず感染予防対策を理解していない。

診察翌日になって処方箋と調剤薬局行きの話をしてきた。
医療費支払い、処方箋と調剤薬局の用事を処理するため別居親族に相談。

9:20 別居親族に外回りを託す
休日診療の支払い、処方箋と調剤薬局。
2件の用事に必要な物品と現金を用意しておく。
調剤薬局でパルスオキシメーターがあれば購入を依頼。

13:22 別居親族が外回りから戻る
診療費支払い、薬剤受け取りを完了。
解熱剤は頓服薬扱いで6回分。
パルスオキシメーターは各所で取扱なし。
通販に頼るしかないらしい。

処方された2種類の薬「解熱剤」「咳止め」

薬局から発行された書類によると、陽性発熱者の家族には2種類の飲み薬(錠剤)が処方されました。

①カロナール錠500(アセトアミノフェン錠500mg)

[内科]痛みや熱を抑える薬。ジェネリック医薬品。
高熱時に服用する。いわゆる頓服薬。
世間で話題になった品薄の解熱剤類らしい。

②デキストロメトルファン臭化水素酸塩錠15mg

[内科]咳を鎮める薬。ジェネリック医薬品。
朝昼夕、毎食後に1回2錠。4日分。

13:30 通常の昼食

14:09 体温測定36.1℃
鼻腔内に微熱感、わずかな焦げ臭感あり。
この状態での嗅覚、健常時の1割程度まで低下。

16:12 家族の加熱タバコ喫煙を確認

17:05 家族にコロナ陽性者への電話サポートあり

19:05 体温測定36.9℃
鼻腔内に微熱感、鼻呼吸の右手側に詰まり感有り。

20:30 散歩して体調確認
鼻腔内の微熱感、嗅覚にわずかな焦げ臭感あり。
21:24 体温測定36.2℃

「家族発症者3日目」8月13日 自己平熱3日目

5:51 起床
体温測定36.3℃
入浴、朝食を済ませる。

陽性発症家族は着替えのみ。
加熱タバコ喫煙したあと部屋に戻った。

別の家族を体温測定35.9℃
平熱が低いので37℃超えたら家庭内感染は確実。

8:27 屋外に出るがにわか雨で散歩中止。
9:09 体温測定36.5℃
鼻腔内の微熱感、わずかな焦げ臭感あり。

12:00 昼食
12:24 体温測定36.5℃
鼻腔内の微熱感あり。

12:36 別の家族を体温測定36.2℃
身体のだるさと感染有無の関係は不明。

16:10 陽性発症家族の体温申告37.2℃
扁桃腺の腫れがひどく、会話に支障あり。
関節痛により行動困難、寝たきりで過ごす。
固形飲食は不能、予定通り流動食。

19:34 夕食完了
おおむね通常の食事が可能になった。

19:46 自己体温測定36.3℃
別の家族の体温測定36.3℃

「家族発症者4日目」8月14日 濃厚接触から1週間

6:54 入浴
自己体温測定36.1℃

陽性発症家族の体温が平熱になる。自力入浴可能。
別の家族体温測定35.7℃

7:15 朝食
鼻腔の詰まり感あり、嗅覚なし。
8:00 屋外を散歩

8:44 散歩後に体温測定36.3℃
鼻腔内の微熱感あり。

13:23 昼食後の体温測定36.3℃
陽性発症家族は咳あり。関節痛あり。流動食を継続。
別の家族に体調不良はない。

14:30 自宅療養者の陽性発症家族に支援物品が届く
レンタルの接触型体温計、➡パルスオキシメーターが到着。
機器を調べたところ、一般向けでない管理医療機器モデルだった。
私自身でテストしたところ、いわゆる血中酸素濃度は99。
陽性発症家族は96だった。

体温計・パルスオキシメーターともにレンタル品なので要返却。
返却は自宅療養期間が終わり次第となっている。

15:30 散歩から戻る
鼻腔内の違和感のみ、体調の回復を実感。
濃厚接触元の人物に通話連絡。
予想より回復が遅く、発熱も再発。
会話すると咳がでるという。

20:32 夕食
家族に療養サポートから電話あり。
経過が順調なので健康観察手順が簡素化される。

「家庭内発熱者なし」8月15日

8:48 自己体温測定36.3℃
朝の時点で自分、家族全員に発熱者なし。
陽性発熱していた家族も入浴、朝食が可能になった。

このまま経過順調であれば隔離期間後に社会復帰できる。

19:01 自己体温測定36.7℃
一週間ぶりくらいの家族夕食。時間帯は分ける。

「社会復帰まで3日」8月16日

7:30 勤務先夏休み明け
勤務先へ最新の状況報告。
予定通り8月18日まで自宅療養生活が続く。
家族全員の体温は平熱。

8:00 朝食
全員が通常食。発熱はないが時間帯を分ける。

8:27 自己体温測定36.4℃
鼻腔内の違和感が少なくなる。

11:02 自己体温測定36.3℃

12:59 昼食
全員が通常食。時間帯を分ける。

自宅療養期間中の休日扱いについて

16:27 勤務先から電話連絡
通常の有給休暇もしくは保存年休(使用条件有り)どちらかを選択できる。
保存年休使用日は賞与の算出時に影響する。

今回は給与計算の締め日があるので、会社夏休み前3日分を有給休暇で申請する事にした。
夏休み明け3日分は検討してから回答する。

「社会復帰まで2日」8月17日

5:30 起床
家族全員、体調不良なし。
入浴、朝食も通常。
予定通り本日も自宅で過ごす。

7:53 自己体温測定36.1℃
鼻腔内にわずかな違和感あり。
嗅覚はアルコール消毒の刺激臭ならわかる。

家族全員が通常通り動けるようになったので、そろそろ自室清掃する。
飲料品、液体食は消費期限が長いので非常食に充当して順次消化する。

午前中の投函物に陽性感染者向けの県発行「自宅療養のしおり」が届く。
残念ながら、必要としていた時期には間に合いませんでした。
各項目を読んでみたが、当時実行できていない内容が多い。

「社会復帰まで1日」8月18日

家族全員の体調に異常なし。
日常生活は通常に近づく。

朝食は通常どおり。
天候不順のため自室清掃は延期。

10:20 体温測定36.6℃

昼食後はリハビリのため無人の場所を散歩。

17:30 勤務先から連絡
明日の出勤時、会社支給の抗原検査キットで陰性判定後に出勤扱いとなる。

夕食も通常どおり。
翌日の出勤に備えて早めに就寝。

【療養生活で本当に役に立ったもの】

私自身と家族1名が新型コロナウイルスに感染・発症して療養生活をおくりました。
当時を振り返って役立ったものを記録しておきます。

【家庭内感染時に欲しかったもの】

[非接触型体温計]

家庭内感染は「発症者」「無事な人間」の2種類が同居する事になります。
接触型体温計は共用したくなかった。
休んでいる家族を起こさずに測定できるのが非接触型体温計のメリット。