スマートフォンが生活の一部となってはや数年の(RisingLuck)です。
ついに高齢の家族(70代)がFOMA携帯電話からXi・スマートフォンに機種変更しました。

残念ながら、現時点では歓迎すべき出来事と言えません。
「高齢者自身が理解できない内容が多すぎる」からです。

今回の記事は『高齢者が割高な機種変更をする前に、知ってほしい事』をまとめていきます。
高齢者だけではなく、その家族を対象にしています。

機種変更したスマートフォン、使えない高齢者多すぎ問題

docomo携帯電話(3G)は2026年3月末まで使えます

通信会社の広告や営業活動で誤解される方がいますがNTTドコモの古い携帯電話(3G)が使えなくなるのは2026年3月末です。
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、第3世代移動通信方式の「FOMA®」および携帯電話からインターネットやメールを利用できるサービス「iモード®」を、2026年3月31日(火曜)に終了いたします。

 【「FOMA」および「iモード」のサービス終了について <2019年10月29日>】より引用

2021年時点では、急いでスマートフォンに機種変更する必要はありません。

スマートフォンの事は家族全員と相談する

高齢者の家族がスマートフォンに機種変更すると「電話ができない」と思ってください。
「らくらくスマートフォンなら大丈夫」と思っているかもしれませんが、家族から見れば使い方が違いすぎて教える事も難しい。

本人でさえ使い方が分からないものを契約すると、家族にとって深刻なストレスになります。
くれぐれも、スマートフォンに関する事は家族と相談してください。

【重要】高齢者は販売店に行かない・行かせない

金銭的な問題が発生するのは通信契約と関連物品の購入です。
営業活動で勧められた内容は過剰で割高な可能性があります。

実際に私の家族が契約してきた内容はこちら。
【料金プラン】
はじめてスマホプラン
ケータイ補償サービス(500円)
はじめてスマホ割(1年間)

【機種本体】Xperia Ace Ⅱ(SO-41B

【付属品購入】
フリップケース
MicroSDXCカード64GB
ノートン・モバイルセキュリティ

店舗お勧めのマイクロSDカードが割高すぎる!!

通信契約はまともですが、過剰性能・高価格マイクロSDカードが含まれています。
これは過去の機種変更時に別の家族がやってしまいました……

機種変更時には必ず【同時購入】【画像データ移行】を強くお勧めされます。

現在のスマートフォンであれば、高齢者用途で内蔵メモリー容量を上回る事はありません。
落ち着いて「SDカードは不要です」とハッキリお断りしましょう。

なお、大手通販会社で同等品を検索すると……半額以下(もっと安い!!)で販売されています。
マイクロSDカード購入とデータ移行は、かならず家族に任せましょう。

家庭用スマートフォンを購入しておくべきだった

2021年現在、通信会社との契約がなくてもスマートフォンを購入する事ができます。
機種変更の営業で釣られる前に、高齢者もスマートフォンやタブレット端末には触れておくべきでしょう。

AndroidまたはiPhoneを選ぶことになりますが、基本的には家族が使っているものに合わせます。
関連機器が家族で共有できる、操作方法を教える事ができるメリットがあります。

慣れた携帯電話と格安SIMフリースマートフォンの2台持ち

スマートフォンを欲しがる大きな理由として、この3点を聞き取りました。
  • 周囲の人間が使い始めた
  • LINEなどで交流ができない
  • 「まだスマートフォンを持っていないの?」
要するに、スマートフォンでLINEが使えれば解決します!!

家族が教えられる手頃なスマートフォンを用意して、高齢者の携帯電話番号でLINEに登録。
自宅Wi-Fiからインターネット接続して操作に慣れたら、格安SIM契約して2台持ちにする。

もしくは、お手元の携帯電話の契約を更新して「SIMのみスマートフォン対応」にしてしまう。
更新したSIMカードを挿入すれば、電話番号通話もできる。

【結論】トラブルになる前にスマートフォンを持たせる

「高齢者が勝手にスマートフォンに機種変更してきて家族内トラブルになる」
この実体験を避けるためには先手を取るしかありません。
使い慣れている家族はスマートフォンを欲しがる高齢者を否定せずに準備しましょう。