20世紀末に社会で勤労を始めて、あっと言う間に20年以上経過しました。

日常生活の消費、娯楽の浪費がありました。
基本的に収支は黒字で、相当額の預貯金もあります。

「貯金があれば安心」
そんな時代を過ごしてきましたが、21世紀になってから状況が激変しています。

過去の預貯金は、これからどうなるのか

昭和中期を経験した母親によると「貯金していると2倍になった」という時代が20世紀です。

それが21世紀の現在、100万円に対して100円(年0.01%)という現実。

預貯金を積み立てしても、今は豊かさに繋がらない。

さらに2013年4月から始まった金融緩和により、日本円の価値は下がり続けていました。
1万円札の重さ
1万円札は約1g

商品の内容量が減っている

かつて、お菓子のカントリーマアムはお得な商品でした。
美味しく大きく多く安価という、庶民の味方!

それが今では、小さく少なくなってしまった…
お値段は、おおむね据え置きです。

価格据え置きで内容量の減少する事をシュリンクフレーションと呼びます。

物価が値上がりする

購買者に気づかれにくい内容量減少ですが、さらに企業の業績が苦しくなると値上げが始まります。

ひとつ、ふたつと値上がりする商品が増えて、さらに別の業種にも広がっていきます。

こうなると日常生活の出費は増える一方です。

消費税率が上がる

日本では2019年以降、消費税が10%になる見込みです。
増税の事情はどうあれ、どのような分野の購買にも影響します。

国家財政の推移をみれば、いずれはさらに上乗せされる。

そのたびに便乗値上げが発生するのも確実です。

預貯金の価値が下がっている

日本円の総量は金融緩和によって増え続けています。
ざっくりいうと、日本銀行から新規のお金が注ぎ込まれつづけています。

20世紀と21世紀の一万円の価値は、同じではありません。
確実に金額あたりの価値は減少しています。

新規にお金が増えると、過去のお金は薄められてしまう。

単純な節約は無駄になる時代です

時間の経過によって金銭の価値が下がってしまうなら、単純な節約は無駄になります。

銀行預金の金利が低迷している今、預貯金に専念してもお金は増えません。

「あの時やっておけば...」
という後悔をしないために、使うべき事にはお金を使いましょう。

特に、家族と過ごす時間は有限です。
行ってみたい場所は、いつまでもそのままとは限りません。